どうも、うどんです。
うどんは金融機関勤務で証券アナリスト資格保有者ですので金融の知識はそこそこ持っています。(自分で言うと胡散臭いです)
銀行の収益構造や株価の考え方を伝授します。まず銀行のビジネスモデルですが預金者からお金を預かり、借りたい人に融資をします。預金者に払う金利よりも高い金利で融資をすればそのサヤが銀行の利益になります。
預金者へは短期金利で預かり、融資は比較的長期の期間になりますので、イールドカーブは立っている方が銀行には有利です。
足元預金金利は0.001%ですが、融資の金利もあ1.0%を割っている状況です。
銀行のメインの事業は融資業務ですが、もうひとつ重要なのが運用になります。融資できず余ったお金は運用に回されます。
なんでもかんでも買えるわけではなく、商品や発行体、格付けなどでリスクのウェイト付けがされており、過度にリスクを取れないような体制が整えられています。
リスク管理体制も高度化されており、金利リスク、ボラティリティ、保有投信の個別銘柄まで確認するような体制になっています。
一方で管理がザルな金融機関なんかもあります。第一地銀はちゃんとしていて固めの運用をしてきて、第二地銀以下は割とリスクをテイクする印象です。信金、信組は規模によってはザルです。運用担当トップの雰囲気で投資しているところもあります。びっくりです。
そんなこんなで低金利やマイナス金利は本業も運用も両方に悪影響がでるため、銀行にとっては最悪な環境となります。特に地銀はメガと違って海外への展開力がないのでしんどいです。人口も減少傾向でもあり融資機会を獲得するのはしんどいです。
一方でSBIを中心とした地銀連合や今後も規模のメリットを活かす合併や統合は進みそうです。さらに銀行は法律上、事業会社の株式の5%以上を保有できないことになっていますが、5%以上保有してもいいように緩和する可能性があり、積極的にリスクをとって地域を活性化させることが期待されています。
預金者からお金を調達するビジネスモデルなので自己資本比率が低いのは問題ないのですが、PBRが当然のように1倍割れでPERも10倍いかないのであれば投資対象として全然ありだと思います。
個人的にはMUFG、SMFG、地銀の上位行あたりであればいいと思いますけどね!長期のインカム投資としての持ち方になりますけどね!
ではまた!がんばるぞᕦʕ •ᴥ•ʔᕤ